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王国タウン 2020/07/29 Nasu Animal Kingdom Official Blog オフィシャル・ブログ

保全の森の楽しみ方『後編』

皆さん、こんにちは。

保全の森の楽しみ方、後編をお届けします。

前回はスバールバルライチョウ

二ホンライチョウ、アムールヤマネコについて

紹介しました。

2020年6月大神ブログ保全の森10.jpg前回の分を見ていない!という方は

ぜひ前編もチエックしてみてください。

保全の森の楽しみ方『前編』


「保全の森」は名前にもある通り保全をテーマ

にした施設です。

保全とは、動物とその動物たちの生息している

環境、その動物たちの関わる生態系も含めて

守るという意味があります。

2020年6月大神ブログ保全の森5.jpg

この保全の森では、実際に絶滅の危機に

瀕しているニホンライチョウをはじめ

保全に関わる様々な動物を展示しています。

動物たちをご覧いただき、動物たちがおかれて

いる状況について知って頂き

そこから保全について学んでいただく施設です


それでは紹介していきましょう。

・ケア

2020年7月大神ブログ保全の森2-11.jpg初めて聞いた名前という方も多いと思いますが

動物園で見ることが出来るのは

ここ那須どうぶつ王国と神戸どうぶつ王国だけ

という、まだ知名度の低い、珍しい鳥なんです


こちらが♂の「ノア」2020年7月大神ブログ保全の森2-12.jpg


こちらが♀の「レア」です。

2020年7月大神ブログ保全の森2-13.jpg


見分けるポイントは鼻周りの色です。2020年7月大神ブログ保全の森2-14.jpg

黄色い方が「ノア」

少し暗い色をしているのが「レア」です。


ニュージーランドに生息している鳥で

ケアという名前はニュージーランドでの通称

和名は「ミヤマオウム」といいます。

とても知能が高く、好奇心旺盛なため

いたずらが大好きです。

2020年7月大神ブログ保全の森2-3.jpg環境破壊の影響で住む場所や食べるものを

無くし、家畜の背中の肉を食べたり

人間の残飯を漁ったりしていたことで

駆除の対象になり数を減らしていきました。

頭が良すぎたため、人間と対立してしまった

動物なのです。

人間の都合に振り回されてしまい数を

減らしてしまった今、私達にできることを

考えていかなければなりません。


・ミーアキャット

保全の森には、3頭のミーアキャットが

暮らしています。

2020年7月大神ブログ保全の森2-4.jpgリノ(♂)、リアフ(♂)、クリップ(♂)です。

2本脚で立っている姿がとてもかわいい

ですよね。

サバンナと呼ばれる乾燥地帯に住んでいる

ミーアキャットは群れで生息し

多い時には数十頭もの群れを作ります。


展示場の土の中に隠しているごはんを

見つけるために、一生懸命穴掘りをしています

2020年7月大神ブログ保全の森2-5.jpgこんな小さな体で、どんどん土をかきだして

いきます。


・二ホンリス

2020年7月大神ブログ保全の森2-6.jpg日本に生息しているリスで

「ホンドリス」とも呼びます。

ごはんは、野菜や果物、ニボシやくるみなど

展示場内を駆け回るリスたちですが

ごはんを食べているときは大きなクルミを

両手でもち、一生懸命食べる姿が

とてもかわいいのでぜひ見てみてください


そんな二ホンリスも数を減らしています。

2020年7月大神ブログ保全の森2-7.jpg森林の減少も原因としてあげられますが

外来種の影響が大きいのです。

台湾の固有種でもあるタイワンリス

世界に広く生息しているキタリスの侵入に

より数を減らしています。

なぜ外来種が入ってきたのか・・・

それは人間が持ち込んだからなのです。

ペットとして輸入され、飼いきれなくなった

飼い主が自然に放ち繁殖

数を増やしてしまっているんです。

飼いきれなくなったからという無責任な理由は

日本の生態系を壊すことにもつながります。


・スナネコ

2020年3月に王国の仲間入りをした動物です。

日本の動物園ではここ那須どうぶつ王国と

神戸どうぶつ王国でしかみることが

出来ません。

2020年7月大神ブログ保全の森2-8.jpg

こちらが♂の「シャリフ」


こちらが♀の「ジャミール」です。

2020年7月大神ブログ保全の森2-9.jpgアフリカや西アジア・中東の砂漠に生息し

こんな可愛い見た目をしていますが

性格は獰猛です。

夜行性で広大な砂漠に住んでいるため

自然界でもなかなか会うことができないと

言われています。

最近では、ここ那須どうぶつ王国でスナネコの

赤ちゃんが誕生しました。

飼育している施設も少なく、まだまだ生態など

謎の多い動物ですが私たちも飼育や繁殖を

通してスナネコの飼育技術の発展や生態の研究に

貢献できるように尽力していきたいと思います。


2020年7月大神ブログ保全の森2-10.jpgいかがでしたか?

動物たちと人間はいまや切ってはきれない

関係となっています。

これを機に動物と人間のかかわり方を

見つめなおしていただけたら嬉しいです。

動物たちを見て楽しんで頂くだけでなく

生態や環境問題について知ってもらい

別の視点から見て頂けると違った発見も

あると思います。

ぜひ、次に遊びに来るときはそういった

目線で周ってみてください。

 

飼育員 大神