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王国タウン 2020/06/19 Nasu Animal Kingdom Official Blog オフィシャル・ブログ

砂漠の天使 スナネコ誕生

みなさんこんにちは。

今回のブログは、今年生まれたスナネコの

赤ちゃんをご紹介します。2020年6月荒川ブログ スナネコ1.jpg


赤ちゃんは、2020年4月27日、シャリフ(♂)と

ジャミール(♀)の間に生まれました。

2020年6月荒川ブログ スナネコ2.jpg

お父さんの「シャリフ」


2020年6月荒川ブログ スナネコ3.jpgお母さんのジャミール


ジャミールは3頭出産

先に生まれた2頭は、残念ながら死産でした。

2020年6月荒川ブログ スナネコ4.jpg一番小さく生まれた3頭目の赤ちゃんは

生きていてくれましたが

初産だったジャミールは赤ちゃんを

どう抱いたらいいか分からない様子でした。

巣箱から出てウロウロしたり、戻ってきて

赤ちゃんを舐めたり、落ち着かない様子の

ジャミール。

時間が経つにつれて、赤ちゃんに低体温や

脱水の症状が出始めました。

私たちはジャミールに子育てをして

もらいたかったのですが、赤ちゃんの命を

救うため、取り上げる決心をしました。


取り上げた直後は1分1秒を争う状況。

2020年6月荒川ブログ スナネコ5.jpg手に持った時にひんやりした感触があり

体温を測ろうとしましたが低すぎて

エラーが出てしまうほどでした。


赤ちゃんはその小さな体で、弱々しくも

一生懸命に呼吸をしており、この子を

救いたい一心で、獣医師と共につきっきりで

治療を行いました。

2020年6月荒川ブログ スナネコ6.jpgその間も、今すぐに呼吸が止まってしまう

のではないか、なんとか体力よ もっておくれ

と願うばかり。

時間が経つのが遅く感じました。


取り上げてから約4時間後。

体温が安定しはじめ、顔を上げて大きな声で

鳴いてくれました。

その瞬間は本当に嬉しかったです。

2020年6月荒川ブログ スナネコ7.jpgそしてその日の午後、ミルクを与える為に

乳首をくわえさせると、一生懸命に吸い始めて

くれたのです。

最初に飲んだ量はわずか1ccほど。

その1ccを1分以上かけて夢中で飲んで

くれました。


こんなに小さな体で、危機を乗り越え

生きようとする姿に、命の尊さを感じずには

いられませんでした。

2020年6月荒川ブログ スナネコ8.jpgその日から2時間おきの哺乳、排泄の補助や

体のマッサージ、感染症予防等、スタッフが

交代でお世話をしました。


日に日に元気に、すくすくと育ち

生後約2週間で目が開きました。

2020年6月荒川ブログ スナネコ9.jpg目が合った瞬間は何ものにも代え難い感動が

ありました。


2020年6月荒川ブログ スナネコ10.jpg目が開いてからは動き回ることも多くなり

好奇心旺盛でお転婆、遊び好きな性格が

見えてきました。

力も強くなり、手袋を何枚破かれたか(笑)


そして6月13日一般公開の日を迎え

保育器から展示場へ

2020年6月荒川ブログ スナネコ11.jpg私たちの手の中から皆様の目の前へと

ステップアップしました。


お転婆な女の子は、スタッフの心配をよそに

皆様へたくさんの愛嬌を振りまいています。

2020年6月荒川ブログ スナネコ12.jpgまだまだ小さく、気の抜けない日々は

続きますが、皆様もこの子の成長を優しく

温かく見守って頂きたいと思います。


そして今の小さく可愛い姿を見て

命のあたたかさも感じてください。

2020年6月荒川ブログ スナネコ13.jpg最後に、王国のスナネコたちへこちらで

感謝の言葉を伝えさせてください。

産んでくれてありがとう。

生まれてくれてありがとう。

生きていてくれてありがとう!

 

飼育員 荒川