Nasu Animal Kingdom Official Blog オフィシャル・ブログ |
王国ファーム | 2019/09/28 |
トナカイの角

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王国ファーム | 2019/09/28 |
みなさんこんにちは!飼育員の長谷川です。
みなさんは「トナカイ」を見たことがありますか?
その存在を知っていても、実際に見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
トナカイといえばクリスマスで有名ですよね。
そりを引っ張る強靭な体、そして、なんといっても立派な角が特徴です。
今回は、来国されたお客様からも質問の多い、トナカイの「角」についてご紹介していきます。
トナカイはシカの仲間ですが、その中でも唯一、オス・メスともに角があります。
こちらは大人のメス。
メスと比べるとオスのほうが大きい角を持ちます。
あれ?トナカイの角は黒くて毛が生えているの?
よくそんな疑問を持たれる方も多いです。
トナカイ含む、シカの仲間の角には、2種類あります。
まず、毛が生えている状態の角が「袋角(ふくろづの)」。
この成長途中の袋角には血が通い、栄養が運ばれます。
そして、角がぐんぐん成長し、完成すると、皮膚は剥がれ、枝分かれした白い「枝角(えだづの)」となります。
先程のオスのトナカイの写真は角ができあがって、皮膚が剥がれてきたところです。
トナカイの角は年を重ねるごとに大きくなります。
では、問題です!
この角を持つのは、何歳のトナカイでしょうか?
正解は、0歳の子供トナカイです!
まだ生まれて1年目の角は枝分かれせず、まっすぐピンと生えます。
那須どうぶつ王国では、5~6月にかけて誕生した子供3頭を日替わりで展示していますので、可愛い子供トナカイたちにぜひ会いに来てくださいね!
(天候によっては、展示をお休みする場合もあります。)
さて、今回はトナカイの角についてご紹介しましたが、トナカイはまだまだ書き足りないほど魅力たっぷりの動物です。
春夏秋冬で姿が変わり、この秋が一番かっこいい、そんなトナカイにぜひ会いに来てくださいね!