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王国タウン | 2018/09/02 |
肉球の秘密 part2

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王国タウン | 2018/09/02 |
ふれあい担当の菊本です。
ワンちゃんとネコちゃんたちも、暑さに負けず毎日頑張って、お仕事に励んでいます(*'▽')
では、最近のみんなの写真を3連発でどうぞ!!
今回は、前々回のブログ(プニプニの役割)で紹介した、猫の肉球の話の続き
「犬と猫の肉球の違い」を簡単に紹介します。
みなさんは、この絵を見て、どっちが猫でどっちが犬の肉球のシルエットかわかりますか?
あ...!
ちなみに絵は菊本作なので、多少ブサイクなのはご了承ください(笑)
正解は.........
左が犬の肉球で右が猫の肉球でした(^_^)/みなさん分かりました?
「犬と猫の肉球の違い?そんなに大した違いなんてないんじゃないの?」
みなさん、そんな風に思っていませんか?
同じ肉球ですが、実は大きな違いがあるんです。
犬の肉球はザラザラしていて丈夫で分厚いのが特徴です。
これは犬の祖先が雪の降る環境で生活していたことに関係しています。
雪が積もった地面でも走れるよう、肉球の表面に凹凸があり、滑り止めとしての役割があります。
このことから、犬は地面の状態や、季節の変化に関係なく、外で走り回れるような、皮膚が分厚く、頑丈な肉球になっています。
加えて、痛みや温度を感じる役割も持っています。
犬の肉球についてはまだ紹介していなかったので、ここで簡単に説明しますね!
犬の肉球は、人間に例えるなら手の「マメ」が固くなったようなもの・・・という例えが分かりやすいと思います。
先ほども紹介しましたが、犬の祖先は雪がある地域で生活をしていました。
私たち人で、想像すると分かりやすいですが、雪や凍った地面の上に足の裏が直接触れると、とっても冷たいですよね?
ですが犬の肉球は、足の裏の冷えた血流もすぐに温めて体内へ運ぶことができるので、雪の上や氷上を何も履かずに歩くことが出来ます。
地面の熱さ、冷たさから身体を守ることが出来る、高性能でハイグレードな靴というような感じですね。
更に面白いのが、犬種によっては水中で仕事をするように改良された犬たちがいます!
この子達は、肉球の間に、水掻き用の膜を持っている犬種もいるんですよ。
犬種でいうと、ラブラドール・レトリーバーや、ニューファンドランドなどです。
少し分かりづらいと思うのですが、肉球と肉球の間の部分が、上の写真よりも、広がりが大きく、水掻きがあるのが伝わるかな?
犬種によって、肉球にこんな面白い秘密もあったんですね!!
猫の肉球は薄くてツルツルしているのが特徴的です。
犬とは反対に、猫の祖先であるリビアネコは、
雪のない砂漠のような乾燥地帯で生活していたことや、
獲物に近づく際に、足音がしないように、ツルツルの肉球になったと言われています。
そちらのブログもぜひ見てみてくださいね!
形や色の種類なんかも、犬と猫では全然違いますよ(*^^*)
それぞれの肉球を見てみましょう
こちらが猫の肉球
猫の肉球の方が柔らかそうでプ二プ二しているのに対して
犬の肉球は固くてゴツゴツしているのが分かりますか?
こうやって比べてみると、違いが分かりやすいですよね。
犬と猫の肉球の大きな違いは、触ったときの感じと皮膚の厚さということです。
犬の肉球は分厚くてザラザラ。
猫の肉球は薄くてツルツル。
簡単に紹介しましたが、これには祖先から続く大きな違いがあったんですね。
でもやっぱり、文章で書くより、実際に触ってみるのが一番!
今度、犬や猫の肉球を触る機会があれば、今回のブログを参考にして、違いを楽しんでみてくださいね(*'▽')
あ!でも肉球はデリケートな場所です。
おうちのワンちゃんであれば問題ないですが、なかには知らない人に足を触られるのが嫌な子もいます。
王国に来て、「ぜひ、肉球を触ってみたい!」という方はスタッフと一緒に触りましょう!
長い夏も、もう終わり。
まだまだ暑さには注意が必要そうなので、体調管理に気を付けて残り少ない夏を元気にお過ごしください!
では、またお会いしましょう(^_-)-☆
お天気が良くて、写真映えした1枚です!