ユーラシア大陸・北米大陸に分布する「イヌワシ」の亜種である。日本では、北海道、本州、とくに東北から北陸にかけて分布するが、減少しており絶滅危惧種である。メスの開翼長は、最大210㎝にも達する大型の猛禽類である。山岳の岩棚や大木の上に大きな巣をつくる。繁殖期は、1月下旬~2月で、通常2個産卵し、42~45日後に孵化する。先に生まれたヒナを攻撃する性質があり、1羽しか成育しないことが多いとされている。