Environmental Conservation
Environmental Conservation
現在那須どうぶつ王国では、野生動物や環境の保護・保全・啓発に力を入れています。
保全の森では、ツシマヤマネコやライチョウなどの日本固有種を保護する事を目的とし、近縁種のアムールヤマネコやスバールバルライチョウをシミュレーション飼育・展示をしています。
飼育・繁殖などのデータを取り、他の動物園と情報交換をしながらツシマヤマネコ・ライチョウの保護に役立つ飼育技術の確立を目指しています。
2017年からは環境省の保護増殖事業によるニホンライチョウの域外保全・飼育も開始し、2019年からは展示もしております。
スバールバルライチョウ(夏)
スバールバルライチョウ(冬)
アムールヤマネコ
マヌルネコ
人と動物が共生できる地球環境を未来に繋ぐ取組みとして、「那須どうぶつ王国のレストランにて提供していたプラスチック製のスプーンやストロー等を、環境に負担の少ない紙製品や木製品に切り替えました。
提供店舗:ヤマネコテラス・バーベキューガーデン・カフェマヌルヌマ・レストランBOCCA・カフェポニー
レストランヤマネコテラス外観
レストラン ヤマネコテラス内観
全レストランにて環境負担の少ない製品で提供
次世代に繋ぐ、持続可能な社会へ
レジ袋を有料化にすることで、使用量の削減を目指します。
持続可能で環境に優しいサスティナブルバッグを推奨し来園者にご協力を呼び掛けて参ります。
レジ袋の売上の一部や、各園のオリジナルサスティナブルバッグ売上の一部をBCTJへ寄付し、野生動物たちの故郷を守る活動「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に役立てられます。
2018年8月、日本の動物園6園(那須どうぶつ王国・神戸どうぶつ王国・旭山動物園・豊橋総合動植物公園・福岡市動物園・平川動物園)と特定非営利活動法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン(BCTJ)が提携して、東南アジア・ボルネオの環境保全に取り組むプロジェクト「ボルネオ保全プロジェクト」を発足しました。ボルネオではアブラヤシのプランテーション開発による森林破壊が進み、多くの野生動物が住処を失っています。プロジェクトでは今後、こうした野生動物の保護や技術支援などを行っていきます。
また、那須どうぶつ王国では同プロジェクトの合意より前に、ボルネオ保全トラスト・ジャパン支援自販機を設置しています。この自販機で飲料を購入すると、利益の一部がボルネオの保全活動の支援金となります。日常生活の中で気軽に生物多様性保全活動ができる、支援型の自動販売機です。
だれでも手軽に生物多様性の保全活 動に貢献できる取り組み「ボルネオ保全WAON」スタート。
ボルネオ保全WAONでお買い物をするとご利用金額の一部をイオンよりプロジェクトメンバーである認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン(BCTJ)に寄付される取組も始まりました。
[ 特定非営利活動法人ボルネオ保全トラストジャパン ]
2017年6月28日より、国の特別天然記念物であり、国内希少野生動植物種であるライチョウの受精卵を受け入れ、孵化・飼育を開始しました。
受精卵の搬入
搬入された卵
孵卵器の中で誕生が待たれる
誕生したヒナ
2022/08/20(土)
2022年8月10日 那須どうぶつ王国よりヘリコプターにて中央アルプス 駒ケ岳に野生復帰しました。
那須どうぶつ王国で 2022年繁殖に成功した メス親3羽 とそのヒナたち16羽の計19羽
、長野市茶臼山動物園で飼育された成鳥3羽の計22羽です。
8月12日~14日かけて放鳥され、野生に戻りました。
中央アルプスでの厳しい冬を越え、来年繁殖してくれることを願っています。
2022/08/11(木)
2022年8月10日 那須どうぶつ王国にて繁殖した
ライチョウ3家族がヘリコプターで中央アルプス 駒ケ岳に移送されました。
(メス親3羽 ヒナ16羽)野生復帰して元気に成長してくれることを
願っています。
2021/08/05(木)
2021年8月 中央アルプス 駒ケ岳より
野生のライチョウ家族 7羽(雌親1羽 ヒナ6羽)が那須どうぶつ王国にヘリコプターで移送されました。
ライチョウ野生復帰順化施設にて、飼育され2022年の野生復帰に向けて繁殖に取り組む予定です。
2021/05/01(土)
ライチョウ野生復帰順化施設は、一般には非公開の施設です。
環境省に協力して行っているライチョウ保護増殖事業の中で
野生ライチョウを増やす取り組みをこの施設で行います。
この施設は、クラウドファンディングによりご支援いただいた支援金で
建設されました。
野生ライチョウの飼育・繁殖・野生順化をこちらで行います。
2020/09/01(火)
ライチョウの取組中間報告と雛の一般公開についてお知らせです。
2020年9月1日現在
自然繁殖個体は2羽
人工繁殖個体は4羽 成育中です。
人工繁殖個体の4羽について、広いスペースでの飼育に取り組むことで、より自然なライチョウの行動を誘発し、生態の観察を通して更なる科学的見地の集積を図ることを目的として一般公開をいたします。
公開日:2020年9月3日(木)~
時間:10時~15時
場所:保全の森
ご観覧の注意
ご覧いただく皆様は、展示場のガラス面やロールカーテンに触れないようお願いいたします。
ライチョウを驚かすような行動はしないでください。
※動物の体調により展示が中止になる場合がございます。
2020/07/16(木)
那須どうぶつ王国では、初めてとなるライチョウの自然繁殖に成功しました。
現在のライチョウ孵化状況は以下(2020年7月16日現在)
ペア情報:オスN11×メスN43
産卵個数:9個
自然繁殖による孵化:4個
人工繁殖による孵化:1個
1卵は破卵 その他、3卵は自然繁殖により母親が抱いている状態です。
ペア情報:オスN11×メスN49
産卵数:9個
無精卵もしくは初期中止卵:1個
中央アルプスへ野生復帰事業のため提供:3個
発育不全のため死ごもり:1個
後期中止卵:1個
7月6日に孵化・8日に死亡:1個
その他2卵は人工繁殖により孵卵器で温めています。
恩賜上野動物園より受精卵を提供
提供数:3個
7月14日人工繁殖により孵化:1個
その他2卵は人工繁殖により孵卵器で温めています。
2020/06/05(金)
環境省と日本動物園水族館協会による「中央アルプスにおける飼育卵を用いたライチョウの野生復帰事業」に協力するため、那須どうぶつ王国で産卵したライチョウの卵を3卵提供しました。
※那須どうぶつ王国は2017年より、ライチョウ保護増殖事業に参加
中央アルプスにおける飼育卵を用いたライチョウの野生復帰事業とは
環境省と日本動物園水族館協会が進めるライチョウ保護増殖事業の一環です。
1969年を最後にライチョウが絶滅したと考えられていた中央アルプスで、2018年メスのライチョウ1羽が確認され無精卵を生み抱卵をしていたため、2019年に孵化率の高い野生の個体が生んだ卵を用いた卵のい入れ替え試験を行いましたが、孵化した雛は10日後にすべて死亡してしまいました。
2020年は野生個体群に与える負荷を極力少なくするため、飼育下個体が生んだ卵を用い試験を行う事になりました。
飼育卵を使った野生復帰事業は、ライチョウの保護増殖事業の中では初めての試みです。
各動物園から提供された飼育卵について
恩賜上野動物園 2卵
いしかわ動物園 2卵
那須どうぶつ王国 3卵
大町山岳博物館 1卵
合計 8卵
今後、巣を発見し、抱卵を確認次第、卵を入れ替える予定。
2020/06/02(火)
2020年5月24日~6月2日の間にライチョウが産卵しました。
ペア情報
2020年3月3日に上野動物園から那須どうぶつ王国へ移動したオス
2020年3月4日に富山市ファミリーパークから那須どうぶつ王国へ移動したメス
オス(N11) 3歳
メス(N49) 1歳
産卵数:4個(2020年6月2日現在)
ペア情報
2020年3月3日に上野動物園から那須どうぶつ王国へ移動したオス
2017年7月18日に大町山岳博物館より卵の状態で移動し、成鳥になったメス
オス(N11) 3歳
メス(N43) 2歳
産卵数:1個(2020年6月2日現在)
2020/03/04(水)
いしかわ動物園と富山市ファミリーパークよりライチョウを搬入しました
2020年3月4日(水)いしかわ動物園より1歳の雄のライチョウ(N47)と0歳の雄のライチョウ(N60)の2羽搬入しました
また、同日、富山市ファミリーパークより2歳の雄のライチョウ(N41)1羽を搬入しました
今回の移動は、環境省と日本動物園水族館協会が取り組む「2020年度の繁殖に向けた成長移動計画」に基づき
飼育個体群の遺伝的多様性を維持する目的と、飼育個体数確保と危険分散のために実施したものです。
2020/03/03(火)
上野動物園のライチョウ1羽(オス)を搬入しました
2020年3月3日(火)上野動物園より3歳の雄のライチョウ(N11)を1羽搬入しました
今後は、那須どうぶつ王国の雌のライチョウN43とペアリング予定です。
今回の移動は、環境省と日本動物園水族館協会が取り組む「2020年度の繁殖に向けた成長移動計画」に基づき
飼育個体群の遺伝的多様性を維持するために実施したものです。
2017/07/23(日)
2017年6月28日より、国の特別天然記念物であり、国内希少野生動植物種であるライチョウの受精卵を受け入れ、孵化・飼育を開始しました。その後、2017年7月23日に、大町山岳博物館より移送した卵から、雌のヒナが誕生し順調に成育しています。
2017/07/20(木)
2017年6月28日より、国の特別天然記念物であり、国内希少野生動植物種であるライチョウの受精卵を受け入れ、孵化・飼育を開始しました。その後、2017年7月23日に、大町山岳博物館より移送した卵から、雌のヒナが誕生し順調に成育しています。
レストラン・ヤマネコテラスではツシマヤマネコの餌場の確保を目的とし、佐護ヤマネコ稲作研究会が生産する「ツシマヤマネコ米」を提供しています。
食べる事でも環境保全に協力する事が出来ます。
なすべん以外のご飯を使ったメニューにはすべて「ツシマヤマネコ米」を使用。ヤマネコランチのパンは「ツシマヤマネコ米」の「米粉」を使用しています。
ヤマネコテラス
ツシマヤマネコ米の取り組み
ヤマネコランチ
ツシマヤマネコ募金箱
那須どうぶつ王国では、任意団体twinstrustの活動を支援しています。
「まもろうPROJECT」は、研究者とクリエーターがひとつとなり、絶滅の危機からユキヒョウを守るプロジェクトです。
野生ユキヒョウの保全と、キルギスの地域活性化につながる商品、ユキヒョウさんグッズを販売します
ユキヒョウさんグッズとは、JICAの一村一品プロジェクトとコラボし、キルギスの女性たちがひとつひとつ丁寧に作った羊毛商品です。
[ まもろうPROJECT-ユキヒョウ ]
動物のパフォーマンスを通して、ご覧いただいた動物がどのような環境に生息しているのか、人間との係わり、生き物たちの現状にも興味を持って頂きたいと考えています。